2012/10/31(水) ~ 2012/11/04(日)
中野テアトルBONBON
【出演者】
畠山U輔、石塚あつこ、内藤千紗、入木純一、木田健太、すわいつ郎、彩音凛、内田晃一、渡辺栄子、鈴木花奈、辻博己、脇山尚美、野中翔太、川口清人
舞台監督 | 今泉馨 |
---|---|
舞台美術 | 齊藤樹一郎 |
照明 | 若林恒美 |
音響 | 宮崎裕之(predawn) |
音響操作 | 遠地砂記子 |
チラシ | イトウタケシ@ちゃっかりーず |
制作 | 山本かおり |
あらすじ
しかし、回ってくる役はエキストラのようなものばかりで、なかなかアルバイト生活から抜け出せない。
亮太は、東京に来たばかりの頃の気持ちを忘れかけ、自分の将来に不安を感じ始めていた。
ある日、実家に帰った亮太を、友人たちはまるで大スターのように迎える。
友人たちは、亮太が東京で成功していると思い込んでいたのだ。
戸惑う亮太は、ついつい本当のことを言うタイミングを逃してしまう。
実家の居酒屋に集まる、個性豊かで温かい人たちと関わる中で、
亮太は、失いかけた自信を取り戻すことが出来るのか?
東京カンカンブラザーズがお贈りする、切なくも笑えて、心温まる物語。
【作品解説 】
出演者が過去最多となる14人なり、東京カンカンブラザーズとして始めて中野での公演となった。
学生時代と現代を行き来する演出に、薬物の恐ろしさを描いた重厚なストーリーながらも、コメディシーンが満載のカンカンらしさのある笑って泣ける作品となった。
高校の同級生が集まるどこか懐かしい友情物語は、お客様にも昔の友達と会いたくなったと言われるほど大好評であり、すでに再演を望む声もあった。
過去最大の動員数も記録し、これをきっかけに飛躍を誓うカンカン一同であった。
【今だから言える話】
平均年齢が30を下回るという、世間一般ではいい大人だが、カンカンにしては若いメンバーの公演だった。
そのためtwitterやLINEという最新のシステムが流行っており、川口と内田はついていけなかった。稽古場でもLINEの話が盛り上がりすぎたため川口からはLINE禁止令がでたほどだ。
川口曰く、今回自分がいない飲み会で「川口を罵る会」が行われていても構わない!と思いながら演出に熱を入れていたそうだが、ピリピリしている状況に対して「ピリっている」という火に油を注ぐような言葉が流行した。
さらに「論ずるに値しない」とダメ出しがあった、その言葉が強烈過ぎて、もはや誰もその後のダメだしを聞いていなかった。「論ずるに値しない」が流行したのは言うまでもない。
今回稽古中に、すわと野中が誕生日を迎えたため、顔にパイを投げるというよくわからない誕生日サプライズを2度も行い、野中は2度目にもかかわらず心底驚き喜んでくれた。
川口は、公演期間中食事が喉に通らず、日に日に痩せていき、お客様にも心配されるほどだった。本当に薬物をやっているんじゃないかと噂されたほどだったが、もちろん、やっていない。
内藤は稽古中ツッコミが出来ないといって、突然泣いた。
やはり今回も期待を裏切らないと誰もが思った。