2013/4/17(水) ~ 2013/4/21(日)
中野 ザ・ポケット
【出演者】
内藤千紗、畠山U輔、石塚あつこ、酒井尊之、村田綾、野澤史果、農塚誓志、宮澤正、内田晃一、木田健太、彩音凛、荒川朋恵、辻博己、野中翔太、涌澤未来、平林佑太、西田周平、大嶋公子、川口清人
舞台監督 | 今泉馨 |
---|---|
舞台美術 | 齊藤樹一郎 |
照明 | 若林恒美 |
音響 | 宮崎裕之(predawn) |
音響操作 | 中山ひとみ |
宣伝美術 | フルヤマモトミ |
制作 | 山本かおり |
制作協力 | 後藤由香理 |
あらすじ
平凡な喫茶店を営む男の前に
ある日突然現れたのは、
昔 生き別れた娘だと名乗る女。
しかしこの女は、詐欺グループの一味だった!
喫茶店の中で次々と巻き起こる珍騒動!!
やがて、彼女がこの男に近づいた理由と、
男の意外な過去が明らかになっていく・・・
東京カンカンブラサーズがお送りする
切なくも笑えるヒューマンコメディー
【作品解説】
第5回は、前回の中野BONBONのお隣にある中野ザ・ポケットでの公演。
詐欺グループにどこまでが騙されているのか、最後まで目が離せない家族の絆を描いたストーリー、登場人物一人一人が想う「パパ」を感じられる物語としてカンカンブラザーズの中でも、間違いなく泣ける作品の一つとなった。
また、場面転換が多いことで有名(?)なカンカンの舞台。
メインとなる喫茶店から詐欺グループアジト、ヤクザの事務所など、目まぐるしく変わる場面を、回る舞台セットを使い、回す回す・・・あえて見せることで転換中も見て楽しめるエンターテイメント性の高い舞台にした。
出演者も19人と過去最大で、中には20代の初舞台を踏む役者から50代のベテラン役者まで、WSで選ばれた役者を初め、これでもかと個性豊かな役者が幅広く集まった。
今回の公演は、早い段階から沢山のご予約をいただいたため、急遽追加公演を行うなど、過去最大の約1200人のお客様にご来場いただいた記念すべき公演となり大好評だった。
【今だから言える話】
今回の回る舞台セットは、見た目は迫力があり格好いいが、完全に手動のため、出番のない役者(男ども)は転換要員として、回すためだけに着替えをし、回すためだけに袖で待機していた。
その際、内田は少年野球の監督という役柄を生かし、笛を吹きながら転換要員を集合させるのだが、その笛が気持ちよく鳴らないと悩んでいた。毎日一人、笛の練習をしているところを目撃されている。
しかし、気持ちよく鳴ることは一度もなかった。
畠山は「若手吞み」と称して度々飲み会を開催していた。
そんな情景を見て内田が「俺は呼ばれないのかなあ」と呟いていた。
実際に参加したかどうかは定かではない。
内藤は、自分の誕生日をサプライズで祝ってもらい泣いた。もはや恒例だ。
さらには石塚の誕生日にも、なぜか内藤は泣いた。サプライズするほうだったにもかかわらずだ!
しかも石塚より先に泣いたため、石塚は泣けなかったらしい。
やはり期待を裏切らない・・・というか、もはや意味がわからない。
今回の最初のタイトルは「タイムカプセル(仮)」だったが、実際は「Dearパパ~」になった。
カンカンブラザーズの公演タイトルは実は毎回変わっている。
(仮)とつけているのはそのためだ、それも含め毎回楽しみにしてもらいたい。
